かんたん世界歴史人物評

世界史(中国史を除く)に登場する様々な人物を完全主観で評価。かんたんに世界の歴史人物をチェック!

 

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ナーディル・シャー


Category: イラク・イラン
ナーディル・シャー 能力データ
魅力 2 / 統率力 8 / 戦闘力 7 / 政治力 5 / 知力 6

アフシャール朝の初代シャーであるナーディル・シャーは、アナトリア東部からイラン、中央アジア、インドにおよぶ広大な領域を支配下に入れ、イラン史では一代の梟雄とされ、その武勇は「ペルシアのナポレオン」、「第二のアレクサンドロス」と言う歴史家もいる。ナーディルの出自は不明だが、1710年代にはアフシャール部族連合を率いてこの地域に勢力を伸ばすようになる。1719年からサファヴィー朝中心部へと勢力を伸ばしていたアフガーン族は遂にイスファハーンを陥落させ、スルターン・フサイン・シャーは降伏・退位して事実上サファヴィー朝は滅亡した。後を継いでガズヴィーンで即位したシャー・タフマースブ2世にイスファハーンの奪還はかなわず各地を放浪したのちホラーサーンに落ち延びる。ナーディルはタフマースプに仕え、タフマースブのもと勢力を拡大、マシュハド掌握、ダムガーン会戦でアフガーンを破りアフガーンを駆逐。絶大な権力を掌中にして破竹の進撃を開始し、タフマースブはイスファハーンで即位式を挙げた。

1732年、ナーディルがホラーサーン方面へ出動中、タフマースブ2世がオスマン帝国との戦いに敗れると、ナーディル・クリーはアルメニア、グルジアを割譲してオスマン朝と和睦する一方、タフマースブをホラーサーンへ追放。タフマースブの8ヵ月の子アッバース3世を擁立してその摂政となった。1736年、シャー・アッバース3世が死ぬと自らがシャーとして即位。ナーディル・シャーを名乗り、アフシャール朝を開いた。
その後、ナーディル・シャーは勢力拡大を目指して、バグダッド攻囲以降、西方で活動してオスマン朝に奪われた領域をほぼ確保する。1738年には東方に転じ、カンダハール、ガズニ、カーボル、ラーホールと進撃を続け、翌年にはムガル朝の大軍を破ってデリーを占領した。この過程でアフガーンのアブダーリー族の武力とインドの巨大な富を得て、翌々年にはイラン方面に転じ、まず北方でマーワラーアンナフルのウズベクを撃破、さらに海軍の整備に着手してバフライン、オマーンを占領した。そして再び西方に転じ、対オスマン戦を再開するが目立った戦果は挙がらずに和睦しナジャフを割譲させたのみである。

ナーディル・シャーはデリーで3万人におよぶ虐殺や、主君タフマースブとその二人の子を処刑し、暗殺未遂事件を受けてホラーサーン太守とした長子リダー・クリー・ミールザーを盲目にし、それを知った人々を処刑、そしてマシュハドの武官や有力者100人余りを反乱あるいはそれに関わったとして処刑するなど残虐かつ暴虐な人間で、ナーディルに対する恐れは増大した。結果、1747年にホラーサーンのクルド反乱鎮圧のために遠征中、アフシャール族家臣の手によって暗殺された。ナーディル・シャーの没後は甥アーディル・シャーが後を継ぐが、大帝国は解体しアフシャール朝は混乱の中で南ホラーサーンの地方勢力へと変容してゆく。ナーディル・シャーの大帝国は短命に終わったが、アフガニスタンを誕生させるドッラーニー朝や後にイランを統一するガージャール朝もナーディル・シャーのもとで活動することで勢力を蓄えていった点でナーディル・シャーはこの地域の次の時代を用意した人物であった。
尚、ナーディル・シャーの活動で軍事以外に特記すべきは都市マシュハドの整備など土木建築分野である。



テーマ : 歴史小説    ジャンル : 小説・文学


Comments

 
ナーディル・シャーに限らず、全般的に評価点が低いように感じます...
 
 
>李常傑さんへ

世界史に登場する人物全般を見ながら設定していますが、主観的ですので具体的に指摘いただければ能力値は訂正したいと思います。
ぜひご指摘を。
 

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